山本和夫 ◆画 歴 1994 平安神宮百年祭奉賛 京都日本画展 建都一,二〇〇年記念 甦る屏風展 1995 現代・建都一,二〇〇年記念 京都の日本画展 1995 建都一,二〇〇年記念 甦る屏風展 出品作品 四曲一双 京都市所蔵 1995 綾部自得寺 水墨画 四季山水図 襖絵八面制作 ◆現 在 社団法人 日本南画院常任理事審査員 蒼林社 副代表理事審査員 京都日本画家協会 会員 平安南画壇 委員
如意山自得寺襖絵のご案内
この絵は、「丹波四季山水図」と申しまして、丹波の四季折々の風景が向かって左より一季二枚ずつ八面にわたって春夏秋冬の全てが心象画的に表現されております。 描かれた画伯は日本南画院の巨匠山本和夫(雅号和楽)先生です。先生は京都建都千二百年と画業三十五周年を記念して、山主の懇望を快く受けて頂き、この地に永久に残すべく長い日数を費やし日夜精魂を傾けて描き上げて下さいました。 絵をご覧下さいますと、宏壮雄大な構図の中に、また一面繊細で緻密な運掌が見られ墨色の濃淡だけで温潤な丹波の情景が見事に表出されております。目を据えて正面から見ますと自分が深山幽谷のしじまの中にいざなわれるように思えますし、左の方から斜めに目を細めて見ますと谷々峰々から雲湧き出ずる宏大な自然の中に遊んでいるようにも見えます。見方を変えてやや観照的に見ますと、青雲の志を抱いて壮大な世界に羽ばたこうとする「出世の世界」と、絶えず自己を見つめるゆるぎない心で幽玄静寂な境地を求める「禅の世界」とが具現されているとも言えます。 「和を以て楽となす」と言うことは家庭においても社会にあっても人と人を結びつける大変意義深い言葉ですので、あなたも縁起の良いこの部屋でゆっくりと言葉を味わってください。
山主 合掌